『チーズ』のはなし
「醍醐味(だいごみ)」
という言葉の「醍醐」は、仏教用語で牛や羊の乳を精製した濃厚で、甘みの
ある乳汁のことをさします。ちょうど、チーズとバターの中間のようなもの。
仏教では、乳を精製する過程の5段階を五味と言います。
中でも一番上質なものを「醍醐」と呼び、最高の味を意味することから、「醍醐味」
も「本当に面白いことや真髄」を意味するものに変わりました。また、「グルメ」の
語源はフランス語から由来し,「ワインに精通した人」を指す意味合いもあります。
チーズとワインの組み合わせが美味しいと言われますが、二つとも、こうした食に
関する語源となっているのが面白いですね。
さて、チーズの旬は、原料であるミルクを出す時期、プラス熟成期間になります。
ですから春、新しく萌えた青草を食べた牛や山羊、羊たちのミルクから作られた
チーズが、熟成期間を経る「夏」に一斉に市場に出る食べ頃とのこと。
もともとは、フランス圏の食べ物ですが、美味しいワインとチーズをあわせた
スイスの料理【チーズフォンデュ】はいかがでしょうか?
チーズフォンデュ
【材料】
グリエールチーズ・・・・・400g
エレメンタール・・・・・・200g
にんにく・・・・・・・・・適量
白ワイン・・・・・・・・・100cc
水・・・・・・・・・・・・200cc
白コショウ・・・・・・・・お好みで
ナツメグ・・・・・・・・・お好みで
【作り方】
①つける食材は、全て食べやすい大きさに切る。
②つける食材は、セロリ以外の生のものは、茹でておく。
③ウインナーやえびも火を通す。
④チーズは溶けやすいように細かくしておく。
⑤にんにくは、半分にして鍋の周りにこすりつける。
⑥鍋にワインと水を加えて煮立たせながらチーズを加える。
⑦お好みで香辛料をいれる。
⑧つける食材をフォークで、さしてつけながら食べる。