<新緑のスナップえんどう>

緑が眩しい新緑の季節。八百屋やスーパーでも、そしてキッチンでも・・・
新緑を楽しませてくれる野菜『スナップえんどう』

緑々とした色を放ちながら、プックリと膨らんだその容姿を見るにつけ、生命のパワーを感じてしまいます。4~7月に旬を迎えるスナップえんどうは、日本での歴史はまだ浅いものの、すっかり春の顔となっています。

 

 【元を辿れば、長い歴史を持つスナップえんどう】

スナップえんどうの歴史は浅いものの、そのご先祖を知ると、長い歴史をもっている野菜である事が分かります。

スナップえんどうの原型は「えんどう豆」。えんどう豆と言えば、古代ギリシヤ時代には既に栽培されており、世界最古の豆とも言われているからです。
古代エジプトのツタンカーメン王の王陵を発掘した時、その副葬品の中からえんどう豆が発見されたのは有名な話。

 

 【えんどう豆とスナップえんどうの関係】

えんどう豆には
①若いサヤごと食べる「さやえんどう(絹さや)」
②熟してからサヤをむいて軟らかい実を食べる「実えんどう=グリーンピース」
③成熟した豆を乾燥させてから食べる「青えんどう・赤えんどう」

の3種類あります。

そして、「スナップえんどう」は、
グリーンピースをサヤごと食べられるように改良された品種

1970年代にアメリカから導入されました。生長してもサヤが軟らかく、豆類の中でも甘みの強いのが特徴です。
ちなみに…さやえんどうの新芽が「豆苗」、さやえんどうを改良し、中の豆を大きくしたものが「さとうさや」です。

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(写真左から;さやえんどう・グリーンピース・スナップえんどう・豆苗・さとうさや)

 

【スナップえんどうで健康に!美しく!】

スナップえんどうの栄養は、たんぱく質とでんぷんが主成分。βカロテン、ビタミンB1・B2・C…等のビタミン類、カリウム、食物繊維も豊富に含まれます。

また、体の成長や修復にかかわる必須脂肪酸のリジンを含み、集中力を高めたり、カルシウムの吸収を促進したりする効果もあります。

βカロテンとビタミンCの相乗効果で、抗酸化作用も高まります。

 

 【スナップ?スナック?】

「スナックえんどう」とも呼ぶこともあるようですが、農林水産省の統一名称は「スナップえんどう」です。
英語では「snap-bean(スナップ-ビーン)」と言って、「ポキンと折れる」「パチンと音をたてる」と言う意味を持つsnap=スナップからきているようです。

 

【美味しいスナップえんどう】

サヤがふっくらとハリがあるもの。サヤのハリは実が詰まっている証拠です。実がしっかり詰まっている方が甘みを楽しむことが出来ます。

ガクは、いきいきとしていて、鮮やかな緑色のものが新鮮です。

 

【保存方法】

サヤがしんなりしてしまうと、シャキシャキ感が失われるので、基本的には早めに食べましょう。保存する場合は、ビニール袋に入れてから冷蔵庫に入れましょう。

冷蔵庫の保存は2~3日までにし、それ以上の時は、固めに茹でて、ビニール袋に重ならないように並べて冷凍保存がお勧めです。

 

【美味しい茹で方】

塩を加えた熱湯に、軽く洗ったスナップえんどうを入れます。
加熱しすぎると、歯切れの良さが損なわれてしまうので、緑色が鮮やかになる1~1分半位を目安にざるに上げ、冷水にとります。

余熱による茹ですぎを防ぐために、茹でたらすぐに冷水にさらしましょう。

 

<紫外線に負けない体作り>

5月は、紫外線の降り注ぐ量が増えてくる時季。紫外線は免疫力が低下したり、生活習慣病の原因になるばかりでなく、シミやシワ、老化の原因にもなります。

今のうちからしっかりと、体の中から紫外線対策をしていきたいもの!!

そこで、抗酸化力の高い栄養成分を豊富に含む「スナップえんどう」を使って、抗酸化力が高める1品をご紹介します。

 

【スナップえんどうのガーリックソテー】

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<材料>

スナップえんどう:100g

人参:30g

アンチョビ(フィレ):2枚

にんにく:1片

オリーブオイル:大さじ1

粉チーズ:大さじ1

<作り方>

①     スナップえんどうはサッと茹で、人参は短冊切りにし、アンチョビは5mm幅に切る。

②     フライパンにオリーブオイルと、みじん切りにしたにんにくを入れて、弱火で熱する。

③     にんにくの香がたったら、アンチョビと人参を加えて炒め、スナップえんどうも加えて、サッと炒めて器に盛る。

④     粉チーズを上から振りかける。

 

体の中から抗酸化力を高めて、健康に美しくなりましょう!