「春眠暁を覚えず」

~春の夜はまことに眠り心地がいいので、
朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう。~

と朝ものどかである春の風情を喜んだ詩です。

この詩は、春だから眠いという意味ではないのですが、「春だから眠い」「春だからなぜか不安になる」このような「春だから」と感じる方も多いのではないでしょうか?

「春になり昼間の光の照度が増えると、夜に眠気をさそうホルモンであるメラトニンの分泌量が増え、かつ朝の目覚めが早くなるため、つい寝過ごしてしまう状態になる」ようです。身体が感じる「春だから」は科学的根拠があるのですね。

 

若さと健康を保つ成長ホルモン

さて、「寝る子は育つ」という格言がありますがこれは本当のこと!!

「成長ホルモン」は睡眠中に分泌されています。この成長ホルモン、子供の背を伸ばすだけではなく成人の体においては、日中動いて傷んだ細胞や筋肉の修復を促します。

また、成長ホルモンは脂肪の分解を促しているため、不足すると太ることに・・・。

たんぱく質の合成の促進、炭水化物、骨、水分や電解質などさまざまな代謝を調節し、体のバランスを一定に保つ役割を果たしています。

 それでは、成長ホルモンが減ると、どういうことが起きるのでしょうか。

肌の弾力がなくなるり、太りやすく、骨が細くなり、活力も無くなり、生活の質が低下するということに。成長ホルモン分泌量は10~20代でピークを迎え、30歳を過ぎたあたりから低下します。

この成長ホルモンは常時分泌されているわけではなく、多量に分泌されるのは運動後と睡眠中で、特に成長ホルモンが大量に分泌されるのが熟睡の状態(ノンレム睡眠)のときです。熟睡の状態を維持するためには、人間の眠気を強くするホルモンにメラトニンというホルモンが関与します。

 

 1.メラトニンの作用                       

睡眠を誘発する(睡眠の質を改善→抗ストレス作用)

抗酸化作用(細胞損傷の回復)

免疫力を高める(抗腫瘍作用)

メラトニンが適量、生産されることは快眠だけでなく老化の防止にもなります。

2.メラトニン分泌を促す方法

規則正しい生活習慣

適度な運動

ぬるめの湯でゆっくり入浴

音楽・読書などで心身のリラックス

適度な糖分・カルシウム・トリプトファンを摂る

3.催眠効果、精神安定効果のある食品

チーズ、牛乳、卵黄、落花生、アーモンド、バナナ、高野豆腐、きな粉、エンドウ豆

 

残念ながらこのホルモンも加齢とともに分泌量低下してしまいます。この若さと健康を保つホルモン「メラトニン」分泌を促し、若々しくいたいですね!!

 

今回は睡眠を促す効果がある「サヤエンドウ」をつかった春レシピのご紹介です。

 

和菓子のウグイス豆などの材料になるエンドウ豆ですが、収穫時期によりいろいろと名前が異なります。まずエンドウの若い茎葉を豆苗(トゥミョウ)と呼び、中国料理によく用いられています。若い莢(さや)をついたまま食べるものがサヤエンドウ。通年あり、一番ポピュラーなものですね。未熟な柔らかい豆を食べるものがグリーンピース、完熟したものがエンドウ豆です。今だけの栄養豊かなおいしさです。ぜひ旬のおいしさを味わってください。

 

【エンドウの卵とじ】

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ご飯にのせれば、春らしい丼の完成です。

(1人前 232kca) 

材料(1人分)

サヤ付きエンドウ豆:3~4さや

高野豆腐:1/2枚

エビ:1尾

卵:1個

 

【 合わせだし】

だし汁50㏄

酒・みりん・しょうゆ 各小さじ2

砂糖小さじ1

 

◇作り方◇

① エンドウ豆はサヤから出し、サッと水洗いして塩をからめ、熱湯に塩ごと加え、再び煮立ったら2~3分ゆでてザルに上げる。

② 高野豆腐は水、またはぬるま湯で柔らかくもどし、軽く水気をきり、ひとくち大に切る。

③ エビは殻と背ワタを取ってひとくち大に切り、水洗いする。

④ 鍋に<合わせだし>の材料を煮立て、高野豆腐を加えて煮立ったら弱火にして5~6分煮る。

⑤ エビを加えてエビの色が変わったら、ゆでたエンドウ豆を加える。ひと煮立ちしたら、割りほぐした卵を加えてお好みの固さまで火を入れる。お好みで七味唐辛子を振る。