桜も咲き綻び、店頭には旬を迎えた春野菜が顔を並べています。

 

タラの芽、ふきのとう、アスパラガス、うど、せり、たけのこ、スナップえんどう、グリーンピース…等々、季節を五感で感じ楽しむ春の到来です。

 

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(写真;
奥から右回りに うど・うるい・アスパラガス・こごみ・さやえんどう・タラの芽・ふきのとう)

 

私たちの体がその季節に必要としている栄養成分を、旬の野菜はたっぷりと含んでいることは、第一回目のコラムでお話しさせていただきましたが、
では、春に旬を迎える野菜には、どのような特徴があるのでしょうか。

私たちの体は、春になると冬に蓄えていた不要な物を出す時期となり、老廃物を排出する方向へと向かいます。

最近、何となく体がだるい、たくさん寝ても眠い、肌が荒れる、アレルギー症状が出る…等と言った体の変化がある方も多いのではないでしょうか?

それは、冬から春への環境の変化に体が追い付いていないサインでもあり、
体にたまった老廃物などの“毒”を体の外に出そうとするサインでもあるのです。

この不調の原因となっている“毒”の排出に手助けをしてくれるのが、
解毒成分を含む春野菜なのです。

 

【春野菜の特徴 その①】

芽物野菜や香りの強い野菜が多く、解毒作用や排出力が強くなります。

また、春が旬の露地物の野菜には血の巡りを良くしたり、
美肌に役立つ抗酸化成分が多くなるのも特徴です。

・・・と言うのも、
実は、野菜にとっても、春は成長をするために最大限のパワーを発揮する季節。
そして、野菜は害虫から我が身を守るための成分も蓄えるのです。
その成分が苦みであり、人にとっては解毒作用を持つ成分となるわけです。

春は新陳代謝が活発になり、体が生まれ変わる節目となる季節でもあります。
このタイミングで体をケアしてあげることで、今よりも美しい肌や髪、体が手に入るのです!

解毒を促し、抗酸化作用の強いフィトケミカルやビタミンを持つ春野菜。
今よりもっと体の中から美しくなるために、旬の野菜をたっぷりとりたいものですね。

 

【春野菜の特徴 その②】

春野菜の特徴の一つである苦味ですが、その正体は“植物性アルカロイド”。

独特の苦味成分で、ほのかな苦みやアクは、胃腸の働きを活発にし、細胞の新陳代謝を活発にしてくれます。冬の間に体内に蓄積された余分な老廃物を体外に排出してくれるのです。

また、菜の花や小松菜などのアブラナ科に含まれる苦み成分や、玉ねぎなどのユリ科野菜に含まれるツーンとするにおい成分の正体“硫黄化合物”にも、解毒作用を高める働きがあります。

 

今回は解毒作用を持ち、新陳代謝も高める春野菜“新玉ねぎ”を使った体やお肌に嬉しいビューティーレシピをご紹介します。

 

【新玉ねぎ】

3月~5月頃までの限られた時期にしか食べられない新玉ねぎ。

通常、玉ねぎは日持ちを良くするために収穫後約1カ月、乾燥させてから出荷しますが、新玉ねぎは乾燥させずに、収穫後すぐに出荷されます。

頭を押してもへこまず、ずっしりと重く硬いものが美味しい新玉ねぎの印。みずみずしくて軟らかく、辛味が少ないのが特徴です。生食に向いていますが、熱が通りやすのも特徴の一つ。熱を加えるとさらに甘くなり、料理にコクを出してくれます。

新玉ねぎは、袋に入れて冷蔵庫に入れておくと2~3日持ちますが、あまり日持ちしないので、早めに食べきることをお勧めします。

 

 

【丸ごと新玉ねぎのアサリスープ煮】

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<材料 2人分>

新玉ねぎ:2個
アサリ:(殻付きで)約200g
干し桜エビ:大さじ2
酒:大さじ2
水:300ml
しょうゆ:小さじ2
バター:大さじ1
かつお節:少々
水溶き片栗粉(片栗粉:小さじ2、水:小さじ2)

<作り方>

①     玉ねぎの皮をむき、上下切り落とし、下部に十字に切り込みを入れ、鍋に並べて入れる。水、酒、干し桜エビ、塩抜きしたアサリも入れる。

②     蓋をして中火にかけて、煮立ったら弱火にして約12~13分煮て、玉ねぎとアサリを取り出して器に盛る。

③     ②の鍋にしょうゆを加えて煮立たせ、水溶き片栗粉を加えてトロミをつける。

④     ③を玉ねぎの上からかけて盛り、玉ねぎの上にバターとかつお節をかけて出来上がり。

 

アサリも春の味覚の一つ。

あさりには、ビタミンB12や鉄・タウリン等が豊富に含まれます。鉄やビタミンB群は、スープに流れ出ていますので、アサリと桜エビのダシがきいたスープごと全て召し上がってください。

春を楽しみながら、春野菜でデトックス。

体の中から美しくなりましょう。