今回から『スポーツ栄養』について、みなさんにお話しさせていただきます

新生暁子(シンジョウ トキコ)です。

まだまだ特別なものだと思われがちな『スポーツ栄養』ですが、みなさんに分かりやすく、また普段の生活に少しでもお役に立てる情報をお届けしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

第一回は『スポーツ栄養』とはどんなことなのかということについてお話したいと思っています。 

みなさんは『スポーツ栄養』という言葉をどこかで耳にしたことはありますか?

『スポーツ栄養』と聞くと、やはりスポーツをしている人、アスリートだけのためのものだと思う方が多いと思います。

先日まで盛り上がっていたオリンピックに出場するような選手の多くは、専属の栄養士がついていたり、栄養士はつかなくても、栄養のこと、食事のことを学んでいると思います。そのくらい、スポーツと栄養や食事は大きく関係しているのです。

トップアスリートにとっての『スポーツ栄養』とは?

勝負の世界に身を置けば、誰もが勝ちたい一心で日々トレーニングをします。
そのトレーニングの成果は食事によっても大きく左右されます。
食事はトップアスリートにとってトレーニングと同じように重要であり、同時にちょっとしたご褒美でもあるのです。

アスリートにとって、食事は以下のような目的を持っています。

①       身体を作るため

②       身体を動かすため

③       使ったエネルギーを補うため

④       疲労回復のため

⑤       ケガ予防のため

⑥       体重の増減のため

など。

これらはアスリートにとって大切な要素です。単に空腹を満たすためだけではなく、食事が様々な役割を果たしているという訳です。

『スポーツ栄養』はトップアスリートだけのもの?

最近、ランニングをしている方をよく見かけます。
またスポーツジムをのぞくと熱心に筋トレ、ストレッチ、水泳などをしている方もいらっしゃいます。

このように、トップアスリートだけではなく、私たちにとってもスポーツや身体を動かすことは生活の一部になっているのです。トップアスリートではない私たちも普段の生活を何の支障もなく送るために、食事や栄養のことを考えるべきなのです。

それが、運動による疲れを残さないことであり、ダイエットにも繋がるのです。

全ての競技に必要な栄養は同じ?

人間にとって、必要のない栄養はないと言ってもいいでしょう。
たとえば、ダイエットをしていると脂質を摂取するのを極端に避けがちですが、人間の身体には外部から取り入れる脂質も必要です。ですから、競技が違うからと言って、必要のない栄養素はないのです。

しかし、競技特性による違いがあるのは確かです。
例えば同じ陸上競技でも、ハンマー投げの選手と長距離走の選手とでは、特に必要な栄養素は少し違ってきます。
またアメリカンフットボールやラグビーのように、ポジションによって役割や体格が違うスポーツにおいては、その選手のポジションによって必要な栄養素は違ってくるのです。

また、種目やポジションの違いは、必要な栄養素の違いだけなく、必要なエネルギー量の違いにもつながってきます。
それは競技特性によって使われるエネルギー量が違うから。また競技によっては大きな身体の方がいい場合と、細い身体の方がいい場合があるので、その身体を維持するために必要なエネルギー量も必然的に違ってくるのです。

『スポーツ栄養』と言うと、アスリート用の特別な食事や栄養で、どのアスリートも同じような時間に同じようなものを食べていると思われがちですが、そうではなく、アスリートは自分の競技のことを十分に理解して、その競技特性に合った食事をしているのです。それはトップアスリートになるための重要なポイントでもあり、またトップアスリートが勝つためには当然のことなのです。

競技特性って?

新生さん◇図

この図の様に、競技種目によって必要な力は違ってきます。
「持久力」が必要な種目は有酸素運動系。
大きなパワーは必要がないかわりに運動している時間が長く、逆に「筋力」が必要な種目は無酸素運動系。短時間に爆発的なパワーを出すことを求められます。

競技特性別、どんな栄養がいい?どんな食事がいい?

これから1年間に渡って、特性別に特に重要な栄養素と、その栄養素を上手に摂って頂ける簡単レシピをご紹介したいと思っています。

ご自身の為、ご家族の為に、参考にして頂けると嬉しいです。

それでは、第二回をお楽しみに。