このたび、M9.0という巨大地震及び津波のため多大な被害をもたらし日本中を
震撼させました。被災地の方々に心からお見舞い申し上げます。

 

日本中のみんなでこの難局を乗り切ろうとしているところに、放射線漏れの報道が
ありました。放射線による目に見えない被害が拡大する恐れがあり、放射線障害を
少しでも軽減できるようにと情報提供させて頂きます。
このコラムを読んで頂いている頃は終息しているといいのですが。

 

1.点滴療法研究会の情報発信(医療機関)

いずれも被害の軽減であり、完全除去ではないのですが、長期的には役立つという
見解。

 1. ビタミンC点滴:VC25g

 2. ビタミンC内服:サプリ 6-10g/日

 3. αリポ酸のサプリメント:経口300-600mg/日

 4. αリポ酸点滴:点滴600mg 週2~3回

 5. グルタチオン点滴:グルタチオンに放射線による白血球減少抑制効果があります

 6. グルタチオン内服(タチオンの内服)

 7. βグルカンの服用:「グルカンの放射線防護効果メカニズム」というタイトルで
  論文があります。

 8. 還元水:マウスを用いた放射線障害軽減作用に関する論文があります。

 9. セレン (4-800μg/日), 亜鉛 (30-60 mg/日), ビタミンB3(500mg/日)、
  ミトコンドリアの傷害を防ぐコエンザイムQ10 (100-200 mg/日) 、
  L-カルニチン (1000mg/日)の服用を勧めます

 

2.妊娠希望の女性、小児のヨード摂取(医療機関)

今回のような過剰の環境放射線を浴びたとき、またそのような環境に長期にいる
場合の成人の妊娠希望女性の将来の異常、妊娠ならびに小児が癌にならない
ように予防をするための処方です。
甲状腺へ放射能の吸収抑制するヨード摂取は必須です。

 

3.放射線被爆障害の治療法最新版

2010年3月に防衛医大から鍵となる重要な論文がでていました。

Yamamoto T et al: Pretreatment with Ascorbic Acid Prevents Lethal Gastro-intestinal Syndrome in Mice Receiving a Massive Amount of Radiation.
J Radiat Res (Tokyo). 2010 Mar 25;51(2):145-56.

<要旨> 12グレイ(Gy)の放射線をマウスに照射すると重症の胃腸障害を生じ、
2週間で全例が死亡 します。マウスにビタミンCを体重1kgあたり150mgを3日間
服用させてから12Gyの放射線を照射すると、2週間後で60%が生存、24日目で
45%生存し、以後死亡したマウスはいませんでした。
放射線を照射した後にビタミンCを服用させても効果はありませんでした。

<解説> 150mg/kgは体重63kgの人なら10gのビタミン Cに相当します。
マウスはビタミンCを体内で1日10g合成しますが、人間はビタミンCを体内で
作ることができないので、体重63kgの人なら20gのビタミンCが必要だと
考えます。

 

【すぐできる、放射線から身を守る生活 】

①    ヨード(ヨウ素)摂取(欠乏しない)

放射性ヨード(ヨウ素)が甲状腺に蓄積し発がんするのを防ぎます。
ただし、過剰摂取は甲状腺腫など甲状腺機能障害を起こします。
昆布、わかめなど海藻類、魚介類など多めに経口摂取する程度は過剰問題は
ありません。サプリメントで摂取する場合は2200μg以内にしましょう。

 

②    ビタミンC摂取

1000mg/回×3(3000mg/日)摂取。サプリメントが効率がよいです。
野菜、果物は毎食摂取しましょう。

 

③    βグルカン摂取

免疫能を高めます。
キノコ類:アガリクス、ハナビラタケ、 メシマコブ、 マイタケ、霊芝、椎茸など、
酵母類 :パン酵母、黒酵母、オーツ麦、大麦など
藻類  :フコイダン

 

④    含硫アミノ酸摂取

放射性セシウムの内部被爆による発がんのリスクになるDNA切断の修復作用が
高い栄養素です。

メチオニン ・・・牛肉、羊肉、レバー、牛乳、チーズ、しらす干し、卵、高野豆腐など
タウリン  ・・・タコ、イカ、エビ、ホタテ、カキ、アサリ、カニ、サンマ、カツオなど

 

⑤    毒性軽減栄養素

アルファリポ酸(100~200mg)、ビタミンE(400mg),亜鉛(30mg)
セレン(200~300μg)コエンザイムQ10(60~120mg)Lカルニチン(1000mg)
など摂取基準内( )であれば過剰の心配がありません。

 

⑥    皮膚の露出を抑える

マスク・帽子の着用、肌の露出を抑えた服装、手洗い、うがいも有用と思われます。

 

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硫化アリル(にんにく、たまねぎなど)、イソチオシアナート(キャベツ、だいこん、わさび、ブロッコリー、ケールなど)、きのこ類には、有害物質解毒軽減、免疫能を高める作用があります。 

【ペペロンチーノ 】 

510Kcal

【材料 1人分】

パスタ:70g
キャベツ:50g(葉1枚)
きのこ類:40g(しめじ1/2P)
ニンニク:1かけ(みじん切り)
赤唐辛子:1/2本(小口切り、辛みが気になる場合種をとる)
オリーブオイル:大さじ1.5
白ワイン:大さじ2
塩・こしょう

 

【作り方】

1. パスタはたっぷりのお湯でゆでる。

2. キャベツは一口大、きのこ類も適当な大きさにそろえる。さっと茹でる。

3. 鍋にオリーブオイル、赤唐辛子、ニンニクを入れて火にかけ、香りが立つまで
   弱火で炒める。

4.  ②の野菜、白ワインを加えアルコール分をとばして、パスタのゆで汁(大さじ2)を
   加え、味をみて塩、こしょうを振る。

5.   パスタを加えて全体を大きく混ぜる。

ペペロンチーノ