寒さ厳しい日が続いていますが、風邪など召されてはいませんか?

寒いのが苦手な私は、冬は首を長くして春の訪れを待つ季節でしたが、
ここ数年はこの寒さが嬉しかったりします。何故なら、大好きな冬野菜が
甘~くなるからです。

寒さに当たって風味が増す野菜の一つ「ネギ」は、栄養成分の面から見ても、今の
時期、たっぷり食べたい野菜でもあります。

 

 <“ネギ”と言えば…白?緑?>

皆さんは、ネギと言えば白ですか?それとも緑ですか?
東日本では白、西日本では緑と分かれるそうです。

ねぎの種類は、大きく2つに分けられ、白い部分を食べる根深ネギ(「千住系」
「加賀系」)と、葉の青い部分を食べる葉ネギ(「九条系」)に分けられます。

東日本では、白い部分を食べる根深ネギが好まれています。日に当てないようにして
作り、白く伸びた茎を食します。「ネギ」=「白ネギ」なので、青ネギの事を「ワケギ」
「アサツキ」「万能ネギ」「九条ネギ」
など品種名で読んで区別します。

一方、西日本では、葉の青い部分を食べる葉ネギが好まれています。陽に当てて
作った若く細い青ネギは、京都生まれの品種「九条ネギ」が代表的です。
「ネギ」=「青ネギ」なので、白ネギは「白ネギ」「ネブカ」と呼ばれています。

東の白、西の緑、ネギはそれぞれの気候に合った、その地方特有の品種が好まれて
います。

 ネギ色々

(写真左から、根深ネギ、赤ネギ、下仁田ネギ…東の白ネギの品種です)

 

 

<ネギのパワーで冬を乗り切る>

長い歴史を持つネギは、古くから薬効成分が期待されており、風邪をひいたら
ネギ湯を飲む、と言う民間療法があるほどです。原産地の中国では、紀元前から
栽培され、体を温め、疲労を回復する薬用植物として珍重されていたそうです。

ネギはかつて「キ」(臭気と言う意味)と呼ばれたほど、特徴的な香りを持っています。
このネギの香りや辛みの正体は「硫化アリル」と呼ばれるもので、ニンニクや玉ねぎ
などと同じアリシン由来ものです。肉や魚のにおい消しに使われる他、豚肉等に多く
含まれるビタミンB1の吸収を高め、疲労を和らげてくれたり、血行を促し体を温めて
くれたり、殺菌作用もあるなど、様々な効果があります。

 ただし、水にさらしたり、加熱するとその効果が薄れてしまうので、短時間で済ませる
ようにしましょう。

この硫化アリルは、とくに白い部分に多く含まれ、白い部分に豊富なビタミンCとの
相乗効果で免疫力が高まります。

緑の部分は、緑黄色野菜に分類され、カロテンやカルシウムビタミンKなどが豊富に
含まれます。

ビタミンB1・B2が豊富なのも特徴です。

  

 

<美味しい目利きと保存方法>

白い部分を触った時にフカフカしていないものを選びましょう。また、表面にツヤがあり、切り口がしっかり締まっているものが良品です。また、白と緑のコントラストがはっきり している事もポイントになります。

土つきのまま保存すると長持ちするので、土つきを購入した時は、洗わずに新聞紙に包み、冷暗所で保存しましょう。

 

保存するときは、濡れた新聞紙に包みラップで巻くかビニール袋に入れて、立てて冷蔵庫か冷暗所に保存しましょう。長さが気になる時は、皮を剥き根元を取って、短くカットし、ラップに包んで冷蔵庫に入れましょう。

また、小口切りやみじん切りにして、小分けにし、密閉容器で冷凍しておくと、薬味が欲しい時に便利です。この場合は1カ月を目安に使い切りましょう。

 

<辛みと甘みの両面を持つネギ>

 生で食べると辛い白ネギですが、火を通すと甘くなります。これは、辛みを作り出す酵素が、加熱により働かなくなり、旨み成分のアミノ酸が残るからです。そんなネギの甘みを活かしたレシピをご紹介します。 

 

【とろ~りネギのチーズ焼き】

とろ~りネギチーズ

【材料】2人分

根深ネギ     100g
鶏胸肉       60g
とろけるチーズ  40g
オリーブオイル     小さじ1
塩・こしょう             少々

 

【作り方】

①     ネギは斜め切りにし、鶏胸肉は2cm角位の大きさに切る。

②     フライパンに油を熱し、鶏肉を炒め、表面の色が変わったらネギを加えて
   中火~弱火の低温で、約5分加熱し、塩・こしょうをふる。

③     耐熱皿に盛り、上からチーズをかけて、トースターで2~3分加熱して出来上がり。

 

なかなか主役になれない野菜ですが、冬こそ「ネギ」を食卓の主役にしてみませんか?風邪やインフルエンザの予防、冷え性対策にネギのパワーをいただきましょう。