前回は、抗酸化物質のひとつファイトケミカルを色からの分類でご紹介いたしましたが、今回は、栄養成分・作用から分類からご紹介したいと思います。

体内には強力な抗酸化物質が備わっておりますが、残念ながらの生成量は年齢とともに少なくなっていきます。
カラダのサビ止めとして、抗酸化物質を含む抗酸化食品を摂取することが有効になります。

【ファイトケミカルの種類と栄養成分・作用・多く含まれる食品】

1.ポリフェノール

化学構造上の特徴はOH基(水酸基)を複数持っていることです。
このOH基はフリーラジカル・活性酸素をとらえて安定した害のない物質に変える力を持っています。
漢方薬の様々な効能もポリフェノール成分が作用していることがわかっています。

Ⅰ)アントシアニン:
糖尿病性白内障予防、脳内老化予防活性、大腸がん抑制、視力改善

ルーベリー、イチゴ、プラム、ブドウ、オレンジ、チェリー、ナス、クロマメ、アズキ

Ⅱ)フラボノイド:
循環器疾患予防、日焼け軽減、皮膚がん抑制、アレルギー軽減

タマネギ、キャベツ、レタス、コリアンダー、リンゴ、モモ、レモン、プロポリス

Ⅲ)カテキン:
循環器疾患予防、肥満防止、糖尿病予防・軽減、消化管がんの抑制、アレルギー軽減、神経細胞保護、骨粗鬆症予防、抗菌作用

緑茶、紅茶、ウーロン茶、カカオ、リンゴ、赤ブドウ

Ⅳ)クルクミノイド:
解毒酵素誘導作用、脂質過酸化反応を抑制

ウコン、ターメリック

Ⅴ)ゴマリグナン・セサミン:
脂質過酸化反応を抑制、運動時の酸化障害の抑制

ごま・ごま油、亜麻仁油、全粒粉

Ⅵ)リスベラトロール:
発ガンの初発期・促進期・悪性化いずれの段階にも抑制作用

ブドウの果皮、赤ワイン

2.含硫化合物(イオウ化合物)

ゆり科の香りの成分やアブラナ科の野菜に含まれている。

Ⅰ)硫化アリル:
ガン抑制効果(皮膚・大腸・肝臓・肺・前胃)、血栓予防

ユリ科野菜:ラッキョウ、ニンニク、ニラネギ、タマネギ、アサツキ

Ⅱ)イソチオシアネート:
ガン抑制効果(食道・大腸・肝臓・肺・前胃)、ピロリ菌除去

アブラナ科野菜:キャベツ、ダイコン、ワサビ、ブロッコリー、カリフラワー、コマツナ

3.カロテノイド

植物だけでなく動植性食品にも含まれる色素成分。

Ⅰ)キサントフィル(アスタキサンチン、カプサイシン、ルテイン含む):
加齢性網膜黄斑変性疾患・白内障予防、日焼け軽減

ケール、ホウレンソウ、ブロッコリー、カボチャ、赤ピーマン、グリーンピース、パパイヤ、ミカン、アンズ、アボカド、ブドウ、キウイエビ、カニ、サケ、マス

Ⅱ)カロテン(β-カロテン、リコピン含む):
紫外線の害から皮膚や目を保護

海藻類、緑黄色野菜・橙黄色果物全般

4.テルペノイド

植物の精油成分、香りや苦味成分。抗動脈硬化作用、微細循環改善作用、血流改善効果
ヒノキなど木材の香気成分、レモン・オレンジなど柑橘類の精油・香気成分、タイム・オレガノ・ショウガなどハーブ、スパイスの精油・香気成分、朝鮮人参、イチョウ葉

5.β-グルカン

ブドウ糖を含む不消化性の多糖体の総称で食物繊維の一種です。
白血球に働きかけ、活性化させ免疫力アップ、抗ガン作用
しいたけ・まいたけ・エリンギ・ひらたけ・なめこ・しめじ

 

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「ローズマリー」

ローズマリー、タイムは古くから強壮、健胃、血行促進といった薬効が知られ、利用されてきました。
最近、香りのポリフェノール成分に抗酸化、血液循環、消化機能強化、リラックス、利尿などの作用があることがわかっています。

【ハーブチキン】

[材料]

鶏手羽:2本
生ローズマリー:1枝
生タイム:2本
オリーブオイル:小さじ1
塩・黒コショウ:適宜
ブロッコリー:30g
赤・黄パプリカ:各30g
セロリ:30g
マリネ液 [レモン汁:1/4個・ニンニク:1/2片・塩少々・粒黒コショウ5粒]

[作り方]

1.鶏手羽に塩・黒コショウを少し多いめにからめる
2.フライパンにオリーブオイル小さじ1<ハーブ>を入れ中火にかけ、香りが立ってきたらハーブを取り出し、①の鶏手羽を焼き色がついて皮がパリッとするまで焼く
3.赤・黄パプリカ、セロリは縦1㎝に切り、マリネ液と合わせ1時間以上おく。
4.器に②の手羽を盛り、ハーブ、マリネ野菜、ボイルしたブロッコリーを添える

* バルサミコやしょうゆを少量かけても美味しいです

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