「雑穀って あわとか、ひえとかでしょ?」と言われるくらい、代表的な雑穀・あわ。
今回の雑穀コラムでは、前回のレシピでもご紹介した【里芋と桜えびのごはん】
に入れた「あわ」をご紹介します。

 

あわの魅力をお伝えする前に・・・

20101002福島 (17)_R_R

 10月初旬、わたしは福島にあわの収穫に行ってきました。
全て手作業でクワを使って刈り取っていきます。

 

収穫後はそのままだと水分量が高く、カビなどが発生しやすいので
はぜかけ」と言って、水分を飛ばすため、根本を縛り、風通しのよいところに
干す・・・といった作業を行います。

 

この根元を縛る、という作業も全て手作業。

乾燥したら「脱穀(穂からもみ殻を落とす)」し、選別を行っていきます。
これらも機械化されているところもありますが、ほとんど手作業。

 本当に手間隙かけて作られているのだなーと感じました。ひとつひとつ、
丁寧に行うので選ばれた雑穀はとってもきれいです。

 今年は3回ほど福島に行って、あわをはじめ、様々な雑穀の成長を見てきたり
農家の方と一緒に雑草を取るなどの農作業をしたりしてきました。

 雑穀はお米と異なり、機械化されていないところも多くまた、わたしが見てきた
畑は農薬を使用していないので虫や雑草と戦うために、時間をかけてひとつひとつ
手作業で行うところがほとんどで、夏は暑くて本当に大変!!

 でも、雑穀をはじめ、自然の持つパワーって素晴らしいなと自分の目で感じ取れた
のはとても貴重な経験になりました。

 

今年は、猛暑で収穫前は雨が続き・・・
悪天候で収穫量はあまり良くないようでしたが、よく元気に育ってくれました!

 そして、これが「あわ」です。
脱穀すると、クリーム色の小粒になります。

20101002福島 (3)_R_R

 「あわ」は通称「ねこじゃらし」!
(見たままですよね!)

 中国の黄河周辺のあわの産地に美肌の女性が多いことから「きれいになれる穀物」
として注目されるようになったという話もあります。

ほのかな甘みがあり、消化も優れているので、赤ちゃんの離乳食や胃腸の弱い人
にもオススメの雑穀です。

 白米と比較すると、代謝を促すビタミンB1約3倍ビタミンB2約4倍
女性に嬉しい約6倍、美肌ビタミンのビタミンE約8倍
含まれています。

 その他、マグネシウム約5倍カルシウム・カリウム約3倍パントテン酸約3倍
・・・と栄養満点!!

 

お米に「うるち米」と「もち米」があるようにあわにも、「もちあわ」と「うるちあわ」が
あります。

 もちあわは、お鍋でコトコトと炊いていくと、もっちりとしてチーズのようにとろりと
 してきます。

 
今回はそんなもちあわをチーズに見立てたピザのレシピです。

 

【もちあわの和風トマトピザ】

 セフティ もちあわ_R

 ≪材料 10枚分≫ 

トマト缶(ダイスカット)・・・1/2缶
玉ねぎ・・・1/4個(50g)
ベーコン・・・1枚(20g)
大葉・・・3枚

 
(A)

オリーブ油・・・大さじ1/2
にんにく・しょうがのみじん切り・・・少々
だし汁・・・1/2カップ

 

(B)

醤油・・・小さじ1
塩・こしょう・・・少々

 

(C)

あわ・・・大さじ3
水・・・1カップ
塩・・・ひとつまみ

 

 餃子の皮・・・10枚

 

≪作り方≫

(1)玉ねぎとベーコンをみじん切りにする。大葉も5mm各位に刻む。

(2)フライパンに(A)を入れて火にかけ、良い香りがしてきたらベーコンと玉ねぎを
炒める。

(3)だし汁とトマト缶、大葉を加えてトマトを潰しながら煮込み、(B)で味を調える。

 (4)あわはさっと洗って厚手の鍋に(C)を入れて蓋をして弱火で火にかける。
沸騰してきたら、木へらで混ぜながら10~15分程度とろみがつくまで火にかける。
(途中で水分が少なくなってきたら、水を加える。)

(5)餃子の皮に(3)のピザソースを塗り、(4)のもちあわチーズをかけてオーブン
トースターで焼く。

 いつもはバジルで香味付けをするところを「大葉」にし、隠し味にお醤油を入れて
和風にしてみました。

 もちろん、餃子の皮ではなく普通のピザ生地でもおいしくいただけます。あわに
焦げ目をつけなければ、フライパンの上でも焼けてしまうのでとっても簡単!

小さいのでカナッペのような感覚でパーティにもオススメ。

様々なソースをつけて試してみてくださいね。