急に涼しくなりましたが、皆さま、体調を崩されてはいませんか?

私たちの体は、涼しくなり始めると同時に、秋~冬支度を始めます。そして、冬支度を
始めるのは、私たちだけでなく、山々もまた同じく冬を迎えるべく、秋景色へと変わっていきます。

山や町が彩られる今年の紅葉の予想は、猛暑の影響は心配なく、平年並みだそうです。

食いしん坊な私は、美しい紅葉と共に思い出すのは焼き芋。甘くてほっこりと温かい焼き芋。
そんな焼き芋になる「さつま芋」には、私たちにとって嬉しい栄養成分がたっぷりと含まれています。

 

<ほっこり甘~くなる理由>

主成分である糖質(でんぷん)は、三大栄養素の一つ。エネルギー源として利用されることから、冷え症にお悩みの方にお勧めの野菜でもあります。

この「でんぷん」は、ゆっくり加熱する事で、「アミラーゼ」という酵素が働いて、でんぷんをブドウ糖に変えることで、甘いさつま芋になります。

つまり、焼き芋がほっくりと甘いのは、低温でゆっくり加熱しているからなのです。したがって、電子レンジなどで急速に加熱すると、十分な甘みは出ません。

甘く仕上げるコツは、ゆっくり低温で加熱し、でんぷんを糖に変えること。弱火でじっくり火を通しましょう。

ご家庭で、甘い焼き芋を作りたい時は、濡らしたキッチンペーパーでさつまいもを包み、更にアルミホイルで包み、魚焼きグリル(中火~強火)で約20分焼くと出来上がります。

是非、試してみてくださいね。

 

<さつま芋のチカラ>

何といっても、注目すべきは食物繊維の多さです。他のイモ類と比べてもその量は突出しています。

また、切ると出てくる白い液体は「ヤラピン」と言って、腸の蠕動運動を促し、便秘解消へと導いてくれます。

食物繊維が豊富でありながら、さつま芋に含まれるでんぷんは消化が穏やかな事もあり、ヤラピンとの相乗効果で、腸をキレイにしてくれる野菜の代表格となっています。

また、ビタミンCも多く、βカロテンやビタミンEも含まれますので、活性酸素を抑える抗酸化作用が高まり、生活習慣病や老化の予防に効果があると期待されています。皮にはカルシウムも含まれているので、皮ごと食べるのがお勧めです。

 また、紫色のさつまいもには、ポリフェノールの一種「アントシアニン」が含まれ、これも抗酸化物質を多く含みます。

 

<美味しい目利き>

ポイントは、表皮の色と美しさです。色ムラや傷がないもの、毛穴があまり目立たないものを選びましょう。

また、両端の断面に蜜が浮き出ているのは甘くておいしいことが多いです。

さつま芋の蜜

掘りたてよりも貯蔵後に甘味が増すのも、さつま芋の特徴の一つでもあります。

 

<保存方法>

調理前のさつまいもは、風通しの良い所に、常温で保存しましょう。寒さに弱いので、
冷蔵庫の保存は避けましょう。

 

 <下処理>

アクが強く、空気に触れると黒く変色するので、切ったらすぐ水にさらしましょう。
アクは皮の下にありますので、皮を剥く時は厚めにむくのがお勧め。残った皮は、素揚げにして、砂糖とシナモンを振りかけると美味しいオヤツにもなりますよ。

 
さつまいもの食物繊維をエサにして、腸をキレイにしてくれる乳酸菌・チーズを使ったレシピをご紹介します。

 

〔さつまいものミートチーズ焼き〕

さつま芋チーズ焼き

<材料>1皿分

さつまいも:150g

玉ねぎ:40g

豚ひき肉:50g

オリーブ油:小さじ2

バター:小さじ1/2

とろけるチーズ:25g

食塩:小さじ1/2

こしょう:少々

パセリ(乾燥):少々

 

<作り方>

①さつま芋は5mmのスライスにし、水に浸してアクを抜く。玉ねぎも繊維に沿ってスライスする。

②フライパンにオリーブ油(半量)を熱し、さつま芋をソテーし、蓋をして約5分蒸し焼きにする。

③さつま芋を取り出し、同じフライパンに油を熱し、ひき肉と玉ねぎを炒め、塩・こしょうをふる。

④耐熱性のお皿に、バターを塗りさつま芋の半量を敷き、その上に、炒めたひき肉と玉ねぎを入れ、チーズを半量のせ、更に残りのさつま芋をのせ、チーズをのせる。

⑤ トースターで約3分(チーズが溶けるまで)焼き、パセリをふる。

 

玉ねぎには腸内環境を整えるオリゴ糖が含まれ、相乗効果で更に腸内美人へと
導いてくれます。腸内美人素肌美人とも言われます。

さつまいものチカラで、冷え性対策。そして体を温めながら、素肌美人も目指しましょう。