暦の上では秋ですが、残暑厳しい日が続いております。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?

夏の終わりは、なんとなく寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか?過ぎゆく季節を惜しみながら、野菜や果物を味わうのも風情があって良いものです。

野菜や果物の特徴の一つは、旬があること。野菜や果物と共に、季節を感じ楽しむ事が出来ます。

旬の先取りを「旬のはしり」、旬の真っ盛りを「旬の盛り」、旬の終わりを「旬の名残」と言うように、同じ野菜でも、時季に合わせて楽しむことが出来る野菜や果物。

今月は『とうもろこし』で旬の名残を楽しみたいと思います。

<旬>
6~9月に旬を迎えるとうもろこし。北海道産は10月頃まで楽しめます。収穫が始まるのは4月末、山梨県から始まり、千葉県・茨城県→群馬県→北海道と北上していきます。北上する産地を見ながら、過ぎゆく季節を楽しんでみましょう。

 <品種>
多くの品種がありますが、日本で食されているほとんどが、糖分の多い甘味種のスイートコーン。一般的に「とうもろこし」と呼ばれていますが、厳密に言うと「スイートコーン」と呼びます。

スイートコーンの代表品種は「ハニーバンタム」、ゴールドコーンとも呼ばれます。フルーツのように甘い品種の「味来(ミライ)」 、実が黄色と白の2色のスイートコーン「バイカラーコーン」、全て白い粒の「シルバー系」、黄色・白・紫の3色スイートコーン「ウッディーコーン」等、様々な品種がありますので、お好みの品種を見つけてみるのも楽しいですね。

他に、スイートコーンの若い雌穂を摘み取ったヤングコーン(ベビーコーン)、ポップコーン用の品種もあります。

 とうもろこし

(写真 左:ハニーバンタム 右:シルバー系)

 <栄養>
米、麦に並ぶ世界三大穀物の一つがとうもろこし。夏から秋に移り変わるこの時期は、夏の疲れが出たり、夏バテの症状が出る方も多くいらっしゃることと思います。そんな方にもお勧めの野菜です。

とうもろこしは、その一粒一粒の実が種なのです!とうもろこしが「栄養分の宝庫」と言わる所以も分かりますね。

野菜の中でも高カロリーなとうもろこしは、糖質たんぱく質が主成分。胚芽の部分には、ビタミンB1・B2・E、カリウム、亜鉛、鉄が豊富に含まれますので、胚芽の部分も残さずしっかり食べましょう。

食欲がない時にもさっぱりとした甘さで、ジューシーで食べやすいとうもろこしは、米と同じイネ科。高カロリーなのでエネルギー補給が出来ると共に、汗で流れてしまうミネラルも補給出来る上に、疲労回復のビタミンやアミノ酸「アスパラギン酸」も豊富に含まれます。
また、食物繊維も豊富なので、腸をキレイにする効果も期待できる優れものです。


<とうもろこしはデリケート>

気温の変化に敏感なとうもろこしは、高温になると糖分がエネルギーとして使われ、甘みが落ちてしまうので、収穫は早朝に行われ、即日出荷されます。
味が落ちるだけでなく、24時間を経過すると栄養も半減してしまいます。すぐに食べない場合は、茹でてラップに包んで冷蔵したり、粒をはずして冷凍保存しましょう。

 

<美味しい目利き>

出来れば皮つきの物を購入しましょう。皮に目だった枯れがなく、色の濃いもの。全体的に均一にふくらみがあるもの。また、ひげの本数と実(粒)の数は一致するので、ひげが多いほど実がぎっしりと詰まっています。また、ひげが黒いものほど熟しています。

茎の切り口は乳白色でみずみずしいものを選ぶようにしましょう。

 
<調理のポイント>

○茹でる:水から茹でて、沸騰してから3~4分ほどで火を止め、ざるに上げ、余熱で中まで火を通す。

○蒸す:蒸気の上がった蒸し器に入れて蒸す

○電子レンジ:ラップで全体をぴっちり包み、4~5分加熱。

熱いうちにラップで包むとシワがよらずに保存できます。

 
残暑厳しい日にお勧め。甘みを活かしたレシピをご紹介します。

 

【ハニーコーン・アイスクリーム】

ハニーコーンアイス

<材料> 約3~4人分

とうもろこし:1本分(100~120g)

牛乳:150ml

生クリーム:100ml

コンデンスミルク:大さじ2

はちみつ:大さじ1

 

<作り方>

① とうもろこしは、茹でて(蒸してもOK)、包丁で粒を削ぐ。

② ミキサーに全ての材料を入れて、粒が少し残る程度にサッと攪拌する。

③ バット等の容器に流し入れ、冷凍庫へ。1~2時間おきにかき混ぜ、5~6時間で        出来上がり。

 とうもろこしのチカラで夏バテ&疲労を解消しましょう!