9月になると、もうすぐお米の収穫の時期を迎えます。
米の食糧自給率は100%。

では雑穀の自給率はどの位かご存知でしょうか?

 「国内工場ブレンド」「国内産雑穀使用」

こんな表記の雑穀を良く見かけるので、ほとんど国産だと感じてしまいますが、
実は90%以上が外国産の雑穀です。

 国内の「工場」でブレンドしていたり、ブレンドしている雑穀の一部が国産だったり・・・
表示のトリックがそこにはあります。

 やはり、雑穀も外国産のものの方が安価なので、価格を重視してしまうとそちらに手が伸びてしまいますが、雑穀のように小さな粒のまわりに農薬がついてしまう、輸送の段階で酸化して
しまう、などを考慮するとやはり国産の雑穀をいただきたいもの。

 今年は、私も雑穀の畑を見たり、体験させていただいたりしました。
手間暇かけて無農薬・無化学肥料で栽培している農家の皆さんに出会うと本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

 そして、それをいろいろな形で応援していけたらと思います。

  さて、本日ご紹介する雑穀は「アマランサス」です。カタカナが並ぶと、これも外国産しか
ないのかと思われがちですが岩手などでも栽培がされている南米産の雑穀です。

 アマランサスはたんぱく質や脂質、ミネラル、食物繊維などを豊富に含んでいるので
「スーパーグレイン(驚異の穀物)」「仙人穀(センニンコク・仙人の食べる穀物)」とも呼ばれています。

 アマランサス (2)_R

・・・この表現が大袈裟だと感じる方も多いかと思います。しかし、アマランサスは
白米と比較して、たんぱく質が約2倍、脂質約7倍も含まれています。

ミネラルだと、カルシウムが約32倍、マグネシウムと鉄は約12倍

 ビタミンですと、ビタミンE約22倍、ビタミンB2が約7倍B6が約5倍、さらに
葉酸約11倍

 

まだまだ・・・食物繊維においては約15倍!も含まれているのです。
大袈裟でないことがお分かりいただけましたか?

 ただ、殻がとても堅く吸収率が悪いとも言われています。そこで、私はアマランサスを炒って、ポップコーンやポン菓子のように加熱してから塩やごまを加えて作るふりかけを愛用しています。

 ごはんに混ぜて炊くとケシの実のようにつぶつぶとした食感が楽しめますが、アマランサスだけでコトコトと炊いていくとつぶつぶとした食感もちっとした食感が楽しめます。

 それは、まるでみんな大好きなごはんのお供、●●の食感のよう・・・。今回は、この食感を生かして、旬のきのこと合わせたパスタレシピのご紹介です。

 

【きのこのたらこ風クリームパスタ】

きのこのたらこ風クリームパスタ (2)_R

 ≪材料 2人分≫

アマランサス・・・50g

水・・・1カップ

 きのこ(舞茸、エリンギ、しめじなど)・・・150g

バター・・・20g

 パスタ・・・160g

 (A)

豆乳・・・1カップ

味噌・・・大さじ1・1/2

 塩・・・少々

 (お好みで)

パセリ(粉)

粉チーズ

 ≪作り方≫

(アマランサスを茹でる)

鍋にアマランサスを入れて吹きこぼれない程度の中火で蓋をして5分、その後木ベラで混ぜながらとろ火で10~15分炊く。

 ※アマランサスは他の雑穀と異なり、炊く前に浸水させておいてもふやける事がないので、そのまま加熱してOKです。

 (1)     きのこを食べやすい大きさに切る。(今回は舞茸、エリンギ、しめじを使用していますが、椎茸やえのき、マッシュルームなどでも美味しくできます)

(2) パスタを記載してあるゆで時間より1分短く茹で上げる。

(3) (A)味噌の中に豆乳を少しずつ加えてダマにならないように溶いておく。

(4) フライパンにバターを入れてきのこを炒める。(A)とアマランサスを加えて沸騰しない程度に温めたら、パスタを加えて塩で味を調える。

そう、アマランサスに似た食感の食材とは「たらこ」だったのです。たらこは美味しいですが、魚卵ですのでコレステロール・塩分が多め。毎日、たくさん食べる訳にはいきません。

また、生活習慣病が懸念される方は、このようにアマランサスで代用できます。調理のポイントとして、味付けは味噌豆乳コクを出しました

アマランサスのコクやきのこに含まれる旨味成分もたっぷりと出て、化学調味料一切なし、ダシなども一切なしです。

きのこだけでなく、夏はかぼちゃ、冬は白菜ほうれん草・・・と季節に応じたアレンジも楽しんでくださいね。