下半期スタートとなる7月。

暑さも本格的にスタートしましたね。
日差しをたっぷり浴びた色彩豊かな夏野菜も眩しい季節です。

1年中、ほとんどの野菜を手に入れることが出来る現在では、旬が分かりにくい野菜が多くあります。
その中の一つ“ピーマン”。ピーマンは7~8月が旬真っ盛り!

ピーマンと言えば、今も昔も子供の嫌いな野菜のワースト1。
「ごめんね、ピーマン」という歌が作られてしまうほど。
ピーマンを嫌う理由の多くは「青臭くて苦いから」。

しかし、大人になって食べられるようになった野菜にも“ピーマン”があります。

幼児期は苦味を味わうと、人間の本能で「危険な味」と判断してしまう上に、幼児期の味覚は大人の2倍も敏感と言われています。

食体験を重ね、味覚も大人に成長すると、「危険な味」のサインは次第に消え、苦みの強い野菜も美味しく食べられるようになるそうです。

大人になって食べられるようになった野菜は、他に“セロリ”や“ゴーヤ”もあり、やはり苦味の強い野菜が顔を並べています。

とは言うものの、ピーマンも子供たちに美味しく食べて欲しい!

一昔前、子供の嫌いな野菜に挙げられていたトマトは、最近では、子供の好きな野菜へと逆転しました。品種改良が進み、様々な品種も増え、甘いトマトが市場を賑わしているのも、その理由の一つと考えられます。

ピーマンの品種も増えてきている昨今、人気野菜へと大逆転する日は来るのでしょうか?

 【ピーマンとその仲間たち】

ピーマンはナス科トウガラシ属。英名“sweet pepper”からも察しがつくように、分類的に唐辛子と同種ですが、辛味のない甘唐辛子の仲間になります。

唐辛子は甘味種と辛味種に大別され、
甘味種には、ピーマン、パプリカ、しし唐、万願寺とうがらし…等、
辛味種
ハラペーニョやハバネロ…等があります。

 主に流通しているピーマンは薄肉中型種。
パプリカは大型種(厚肉大果種)です。

 のピーマンをよく見かけますが、どちらも同じものです。

緑色のものは未熟果を収穫したもので、そのまま実らせておくと熟して赤く変化します。
変化のワケは、緑色のピーマンは緑と赤の色素を持っているものの、緑色の色素(クロロフィル)が多いため緑色を呈します。
完熟するにつれて緑の色素が分解されて消えてしまい、赤い色素(カプサンチン)が残って赤色を呈しているのです。

 

【美味しいピーマンの条件】

色が濃く、光沢がある。肩が盛り上がっている。
肉厚で皮に張りがあり、均等にふっくらと丸みがあるもの。

 

【色の違いでパワーも違う】

ビタミンCが特に多く、カロテン食物繊維も比較的多く含みます。
一般に、ビタミンCは熱に弱いのですが、ピーマンの場合は加熱しても損失が少ないのが嬉しいところ。

同じピーマンでも、では若干異なり、ビタミンC・ビタミンE・カロテンは、赤ピーマンの方がはるかに多く食物繊維は緑の方が多く含まれます。

 苦味の正体は“ピラミジン”という成分。
血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果があると言われています。
この苦味は、種やワタを取り除くことで軽減します。
また、取り除いた後、適当な大きさに切って熱湯をかけると、臭みと苦みがなくなります。

 色によって異なるのは、栄養面だけでなく味も異なります。

オレンジに比べて苦みが少なくフルーティー。
苦みが苦手な方は、緑以外のピーマンを試してみてくださいね。

 美肌の3大ビタミンと言われているビタミンACE。

今回はこれらすべてを豊富に含む赤パプリカを使ったレシピをご紹介します。

 

【カラフルパプリカのマリネ】

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<材料>2人分

赤パプリカとお好みのパプリカ:1・1/2個分

むきエビ:60g(8尾)

カッテージチーズ:大さじ2

チャービル(飾り用)

A
オリーブ油:大さじ2

ワインビネガー(白):大さじ1

すりおろし玉ねぎ:小さじ1/2

食塩:小さじ1/4

こしょう:少々

チャービル:適宜

<作り方>

①     パプリカは縦半分に切り、グリルで皮を焼き、濡らしたペーパータオルで
拭くようにして薄皮を剥き、約2cm幅、長さ1/2に切る。むきエビは茹でる。

②     Aの材料をよく混ぜ、①の材料も加えて混ぜ合わせ、約5分程度漬け込む。

③     器に盛り付け、カッテージチーズを振りかけ、チャービルを添える。

 

エビに含まれる“アスタキサンチン”は、
自然界で最高クラスの抗酸化力と言われています。

体の中からも紫外線対策をして、暑い夏を乗り切りましょう。