【第6回】全身持久力と筋力が最大の武器

今年の夏は本当に暑いですね。先日関西に行ってきました。関西と比べても東京の暑さはすごいですね。みなさんも夏バテに気をつけてください。サッパリしたもの、香辛料を使ったものは食欲もわきますよ。

 さて、女子の全米ゴルフ、男子は全英ゴルフがありましたね。みなさんもご覧になりましたか?日本人の活躍はすごいですね。ゴルフは秋までがシーズンです。今は暑いですが、秋になるととても気持ちいいでしょうね。

 今回は、このゴルフ中距離陸上長距離水泳カヌー長距離スピードスケート登山などに必要な栄養・食事について、お話しします。

ここで必要なのは全身持久力筋力。持久力とラストスパートに最大の力が発揮出来る筋力が求められています。ラストスパートまでエネルギーを保ちながら、最後の最後に最大の力を出せるようにしなければならないのです。

 中距離陸上や長距離水泳などもマラソンと同じように、持久力が大切です。しかし、マラソン選手の身体に比べて、がっしりした人が多いですね。それは、最後の最後にダッシュをするために筋力を高めておくことが大切なのです。練習時は試合で最大の力が発揮できるように長い距離も訓練し、ラストスパートのために筋肉トレーニングや短距離の練習も行わなければならないのです。

 それでは全身持久力と筋力のためにどのような栄養素が大切でしょうか?

★ポイント★

①持久力には糖質

 糖質は出来るだけ多く摂ることがポイントです。エネルギーを相当使うため、毎食、間食にしっかりと糖質の補給をすることが大切です。補給するだけではなく、貯蓄することも重要です。また、糖質が不足することにより、たんぱく質が分解されエネルギー源として使われてしまいます。糖質は不足しないようにしっかり摂取しましょう。

②筋力のためにたんぱく質

 特に筋肉トレーニングや短距離の練習を行っている時は、意識をして摂取したいたんぱく質。体重1kgあたり2gのたんぱく質を摂取できるように心がけましょう。ポイントは動物性のものだけではなく、植物性のたんぱく質を上手く取り入れること。例えば、納豆豆腐などですね。

③エネルギー代謝のためのビタミンB₁

 ビタミンB₁はスポーツ選手に不足しがちなビタミンと言えます、糖質がエネルギーに変わるのを助けるので、エネルギーが必要なグループには欠かせません。また、神経・筋肉の機能を正常に保つために必要なビタミンです。しかしエネルギーを過剰摂取した場合は、摂取した糖質をエネルギーに変えるために、ビタミンB1を多く必要とします。

 さて、今回もこれらの栄養素のポイントを心得えたお料理をご紹介します。

 

【手作りフワフワ豚まん】

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【材料】5個分

薄力粉 125g

強力粉  25g

さとう  10g

塩   1.5g

ベーキングパウダー 2.5g

ドライイースト  2.5g

ラード  5g

水  80cc

(餡)

豚ミンチ  75g

玉ねぎ  小1/4個

竹の子   25g

さとう・酒・オイスターソース・ゴマ油・片栗粉・水 それぞれ大さじ1/2

しょうゆ 大さじ1

 【作り方】

①     ボウルに強力粉、薄力粉、塩、BPを入れる。ぬるま湯にイースト、砂糖を溶かしたものをすこしずつ加える。生地が手につかずなめらかになるまでよくこねる。

②     なめらかになった生地にラードを加え、なじむまでよくこねる。
終わったらぬれぶきんをかぶせて生地が2倍になるまでねかせる。

③     玉ねぎ、竹の子は、粗みじん切り。フライパンにごま油を加え、豚肉、玉ねぎ、竹の子の順に炒め、砂糖、酒、醤油、オイスターソースで味付けする。片栗粉を水で溶いて、とろみを付け、5個に分けて冷ましておく。

④     発酵した生地をかるくまとめ、棒状にのばす。これを10等分し、麺棒でのばす。中央を厚めにしてまわりを薄くのばすのがコツ。

⑤     餡を生地の中央にのせ、5ミリ程度のヒダをつくりながら包んでいく。半分以上包んだら一度両はじをとめ、残りの生地をかぶせるようにつつむと綺麗にできますよ。

⑥     クッキングシート、白菜などをしいた蒸し器のなかに間隔をおいてならべ、約15分蒸せば出来上がり。

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強力粉や薄力粉で糖質摂取。そして、豚肉でたんぱく質ビタミンB₁が摂取出来ます。アスリートの場合は食事が大切ですが、その中には間食も含まれています。間食の摂り方はとても大切です。間食にはこの様に簡単につまめる豚まんがいいですよ。

ぜひ、作ってみてくださいね!

 次回は瞬発力が全ての短距離(陸上・スピードスケート・水泳)、跳躍、自転車、アルペンスキーなどの栄養・食事についてお話しますね。

【第5回】持久力が全て。有酸素運動がポイント。

梅雨シーズン到来!!

毎日、鬱陶しいお天気が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしですか?
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さて、もうすぐ、ツール・ド・フランスが始まりますね。
知ってますか?ツール・ド・フランス。フランスで行われる自転車のロードレースです。
今年は7月3日から25日までの約3週間に渡って開催されます。

今回は、この自転車やマラソン、長距離陸上、競歩、スキー、トライアスロンなどに必要な栄養・食事について、お話したいと思います。

ここで必要なのは持久力です。

試合の時だけでなく、通常の練習でも時間、量共に他の競技よりも多く、長くなります。筋肉の量や、パワー、技術などではありません。

長い時間に渡って力を出せる持久力と、より多くの酸素を全身に送ることが出来る強い心肺機能が必要なのです。

持久力を必要とする競技は有酸素でエネルギーを得ます。
このエネルギーの主役は糖質。

試合前はグリコーゲン(カーボ)ローディング法などを行います。このようにして持久力を高めていきます。

 それでは持久力を養うためにはどのような栄養素が大切でしょうか?

 

★ポイント★

①絶対的に糖質

 糖質は、グリコーゲンとして身体に溜めこめる量は限られています。
ですから、いかにグリコーゲンを蓄えて、一時的にでも増やせるかが問題となります。
それは、試合でも練習中でも同じことで、必ず使った糖質はすぐに補って元に戻す必要があります。

疲労回復にも糖質は必要です。また、多くの選手はグリコーゲン(カーボ)ローディングを行っているのも、これらの理由からです。

 

②脂質の使われ方

 有酸素運動の場合、脂質もエネルギー源として使われ、割合も高くなっています。
でも、私たちの身体には多くの脂質が蓄えられているので、極端な減量などをしていない限り、心配する必要はありません。

 反対に、減量をしたいと思っている時は、脂肪がエネルギーになる持久系のスポーツをするといいと言えますね。

 

③貧血予防のためにも鉄

 持久力が必要な競技の選手にとって、とても重要な栄養素。
酸素を運搬する役目である鉄が不足すれば、全身に上手く酸素が供給できません。
そうすると、筋肉は酸素を利用できなくなり、エネルギーを作ることが出来にくくなり、バテやすくなったりします。それが酷くなると貧血になるのです。

 また汗による損失や、足の着地の衝撃による破壊などがあり、一般の人より必要量は多くなっています。

 

④カルシウム

 カルシウムの働きは骨や歯の材料になります。
他には精神を安定させ筋肉収縮に関わっています。
また、ビタミンB群を一緒に摂ることでエネルギー代謝に役立てられます。
不足はイライラの原因にもなります。正しい判断をするためにも、しっかり摂取することが大切です。

 

さて、今回もこれらの栄養素のポイントを心得えたお料理を紹介したいと思います。

 

【納豆ひじきパスタ】

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【材料】1人分

パスタ 1人分

納豆 1パック

乾燥ヒジキ 4g

豚肉スライス 2枚

しめじ 1/4パック

ピーマン 半個

トマト 半個

にんにく 適量

しょうが 適量

鷹のツメ 適量

オリーブオイル 適量

しょうゆ 適量

酒 適量

もろ味噌 適量

【作り方】

①       パスタはオリーブオイルと塩を加えたたっぷりのお湯で湯がいておく。(時間は表記されている時間に準じて茹でる)

②       ヒジキは水で戻しておく。

③       にんにく、しょうがはみじん切り。豚肉は一口大に切っておく。しめじは石づきを取っておく。ピーマンはスライス、トマトは角切りにしておく。

④       沸騰したお湯で戻しておいたヒジキを茹でて、しっかりと水気を切ったら、トマト、納豆と合わせておく。(納豆についている調味料も使ってください)

⑤       フライパンにオリーブオイル、しょうが、にんにく、鷹のツメを入れて、火にかける。ゆっくり香りが出るまで炒めたら、豚肉を加える。火が通ったら、しめじ、ピーマンを加えて、酒、しょうゆで味を整える。

⑥       茹であがったパスタを⑤に加えて全体を絡める。

⑦       皿に盛りつけたら、④ともろ味噌をトッピングして、食べる。

 

納豆やヒジキはカルシウムが豊富です。

鉄は動物性のたんぱく質を一緒に摂取することで鉄の吸収率が高くなるので、豚肉も一緒に。納豆とトマトは意外にハマる食べ合わせ。

パスタでしっかり糖質を摂って、もろ味噌でコクを出してみてください。

さて次回は全身持久力と筋力が必須の中距離陸上、長距離水泳、カヌー、スピードスケート、ゴルフなどの栄養・食事についてお話しますね。

【第4回】運動量、瞬発力など全ての能力が必要

あっという間に6月になりました。

暖かくなってきたので、皆さんも外に出る機会が増えるといいですね。
私も、早速アメリカンフットボールの試合に行ってきました。

とてもいいお天気で外での観戦はとっても気持ちがよかったですよ。

 

さて、第4回は皆さんも、もしかすると一度は体験したことのあるサッカー、ラグビー、バスケットボール、ホッケーなどに必要な栄養・食事のことについてお話したいと思います。

 ここで必要な能力は
『運動量、瞬発力など全ての能力がとても重要』になります。

 

運動量というと持久力となりますし、俊敏に動ける瞬発力、そして、集中力判断力もとても大切な要素になります。

また、選手同士のぶつかり合いもあるので、怪我を防ぐことも大切です。

まず、運動量というと、試合の時間によって違ってきますが、その試合時間を乗り切れる体力が必要になります。

しかし、マラソン選手は自分のペースで走ることが出来ますが、これらのスポーツはダッシュをしたり、止まったりとプレーは決まったものではありません。

強い負荷と弱い負荷を繰り返すのですから、それを続ける持久力が必要となるのです。また、ボールなどを中心とするわけですから、そのボールにどれだけ早く反応出来るかという瞬発力も必要となるのです。

 次に大切なのは集中力と判断力です。これらの競技は試合時間も長いので、試合中に切れない集中力を養うことは試合の勝ち負けを左右します。

また、1人だけで行う競技ではないので、チームメイトとのコミュニケーションも含めて判断力はなくてはならないのです。

 それでは、これらの運動量、瞬発力、集中力、判断力を養うためにどのような栄養素が大切でしょうか?

 

★ポイント★

①バランスのよい栄養補給

 全ての能力を必要とするので、どの栄養素も大切となります。『バランス良く』というのは簡単なようで、とても大変です。しかし、そうすることで試合中のパフォーマンスだけでなく、疲労回復能力もアップするわけですから、怠ることはできません。

②集中力・判断力のための糖質

前回もお話しましたが、集中力を維持するのは脳です。そして、その脳のエネルギー源となるのは糖質のみでしたね。ですから、しっかりと糖質を摂取しましょう。

③怪我予防のためのたんぱく質

 コンタクトプレーが多い競技は、怪我を予防することが大切です。また、怪我をしてしまった時も修復するのはたんぱく質です。

しっかりと良質なたんぱく質を摂取することを心がけましょう。

④ビタミンD

 ビタミン・ミネラルはどれも大切です。ですが、今回は特にビタミンD。ビタミンDは強い骨格を作るためにとても重要な栄養素となります。

 

 さて、今回もこれらの栄養素のポイントを心得えたお料理を紹介したいと思います。

 

【ウナ玉&きのこご飯】

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【材料】1人分

ウナギ 半尾
卵   1個
玉ねぎ 小1/4個
プチトマト 2個
三つ葉 適量
だし 50cc
うなぎのタレ
キノコ(お好きなものを何種類か)

例えば しいたけ 1個、エリンギ  20g、まいたけ 20g

ひじき(乾燥)  1g
しょうが

米 2/3合
Ⓐしょうゆ 小さじ1
Ⓐ酒    小さじ1
Ⓐみりん  小さじ1/2
Ⓐだし

【作り方】

①       米は粗いざるにあげて水気をきる。きのこは石づきを取り除き、適当な大きさにきっておく。しょうがはみじん切り。

②       炊飯器に米とⒶ、きのこ、しょうが、ひじきを加えて普通の水加減で炊く。

③       フライパンにダシとスライスした玉ねぎを入れて、玉ねぎが透明になったら、うなぎ、ウナギのタレを加えて味を見て、沸騰したら、溶いた卵と、くし切りにしたプチトマトを加えて蓋をする。最後に三つ葉を加える。

④       器にきのこご飯を盛り付け、③をのせたら出来上がり。

 

あっさりとしたうな玉とボリュームのあるキノコご飯で満足の一品に。
うなぎ、きのこはビタミンDの宝庫です。

うなぎでしっかりとたんぱく質も摂取できますね。ヒジキも入っているので、鉄分も吸収できます。

また、野菜たっぷりのお味噌汁などと一緒に食べてみてください。プラス、フルーツなどがあれば完璧ですね。

 

さて、次回は持久力が全ての陸上(長距離)マラソン、自転車(ロードレース)、競歩などに必要な栄養・食事についてお話したいと思います。

7月はツール・ド・フランス(自転車)がありますね。

今年もテレビの前で釘づけになりそうです。それでは、お楽しみに。  

【第3回】『パワー、技術、瞬発力』がポイント

 春だというのに、寒い毎日が続きました。

スポーツを始めようと思っても寒いとヤル気が起きませんよね。

GW真っ盛りですから、ご家族やお友達とスポーツをするのもよし、また色々なスポーツがシーズンインしているので観戦もいいですね。

 第3回は皆さんにとっても身近で、よくテレビや競技場などで観戦も出来る野球、テニス、アメリカンフットボール、卓球、バレーボール、バトミントンなどに必要な栄養・食事のことについてお話したいと思います。 

ここで必要な能力はポジションやプレースタイルによって異なりますが、

技術、瞬発力とパワーがとても重要になります。

 まず、技術というと、どれだけその競技の技術を習得するかということ、瞬時に色々なことを発揮する能力があるかということが大切ですが、集中力をどれだけ維持できるかということもとても大切です。集中力が欠けると、判断ミスを繰り返し、競技の勝ち負けを左右することになりますね。

 次に大切なのは瞬発力です。
野球やテニス、バレーボール、バドミントン、卓球などは向かってくるボールに瞬時に反応しなければなりません。アメリカンフットボールは人と人のぶつかり合いもありますが、相手の動きに対して瞬間的に動くことが重要です。その瞬発力は反射神経と筋力が大切になってきます。

 そして最後にパワーです。前回のコラム【http://www.shokulife.jp/column/?p=419】の競技のように筋肉が大きければいいという訳にはいかないので、体重の管理も必要になってきますが、瞬間的に発揮するパワーは特に必要となります。

 それでは、これらのパワー、技術、瞬発力を養うためにどのような栄養素が大切でしょうか?

 

★ポイント★

①脳のエネルギーである糖質の摂取

集中力を維持するのは脳です。
そして、その脳のエネルギー源となるのは糖質のみなのです。
なので、糖質なしでは脳が動かないということになります。糖質が不足すると身体がすぐに動かなくなるのと同時に頭の働きが鈍ってしまい、判断ミスを繰り返してしまう恐れがあります。

そのためにも糖質をしっかりと摂取することが大切です。 

②スピード&スタミナのためのビタミンB₁

 糖質が脳でエネルギーとして使われる時に必要なのはビタミンB₁ビタミンB₁はエネルギーを代謝するビタミンなのです。また、疲労回復にも重要な役割をします。

③マグネシウムも大切

マグネシウムはカルシウムと協力しあって骨を作ります。そして筋肉が収縮する時にも必要な栄養素となります。筋肉痙攣が起こるのはマグネシウムが不足しているからです。

④ビタミンCの補給

 ボールを投げる、ラケットを振るという行為は肩や肘などに大きな負担がかかります。関節を強化するためには、やはりコラーゲンとコラーゲンの合成を助けてくれるビタミンCは不可欠ですね。

  さて、今回もこれらの栄養素のポイントを心得えたお料理を紹介したいと思います。

 

 【簡単ポークヌードル】

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(材料 2人分)

豚肉かたまり(肩ロース)300g

にんにく 適量

しょうが 適量

根深ネギ(緑色の部分) 適量

酒 大さじ1

もやし 60g

にら 30g

人参 40g

キムチ 適量

タマゴ麺 2人分

根深ネギ(白い部分) 適量

しょうが 適量

ゴマ 適量

レモン 適量

鶏ガラスープ 600cc

しょうゆ 小さじ2

塩、こしょう 適量

【作り方】

①       豚肉に塩を適量もみこんでおく。(20分ほど)鍋に熱湯を用意し、豚肉、しょうが、ネギの緑色の部分、にんにくを入れて、再び沸騰をさせてから、ふたをして火を止める。

②       もやし、にら、人参をそれぞれに湯がいておく。(ニラは5cm長、人参は5cm千切り)

③       ショウガは針しょうが、ネギは白髪ねぎにする。

④       鶏ガラスープを別の鍋に入れて、しょうゆ、塩、コショウで味を整えておく。

⑤       豚肉を適当な大きさにスライスし、器にスープ、麺、湯がいたもやし、にら、人参、キムチを盛り付け、上に針ショウガ、白髪ねぎ、ゴマをトッピングして出来上がり。

 最後にレモンを絞って食べてくださいね。

 

豚肉はたんぱく質、そしてビタミンB₁が豊富ですね。また、キムチはにんにくが含まれていてビタミンB₁の働きを助けてくれます。もやしやにら、レモンはビタミンCが豊富です。ゴマにはマグネシウムが含まれています。麺で糖質が摂取出来ます。

 これは、とっても簡単なレシピです。

麺をご飯やうどんにしても美味しいですよ。豚肉をチキンにすると違った美味しさが味わえます。

ぜひ、試しに作ってみてください。

 次回はサッカー、ラグビー、バスケットボール、ホッケーなどの運動量、瞬発力、など全ての能力を必要とするスポーツの栄養や食事についてです。

次回もお楽しみに。

【第2回】『全身の筋肉量と大きさ』がポイント!

 

4月になり、暖かくなってきて、新しいことを始めるには絶好の季節になりました。
何か始めるのに、スポーツを始めてみるというのもいいですね。

今回はスポーツの競技特性別にお話をしていこうと思います。

第2回は皆さんが競技をすることはあまりないかもしれませんが、
テレビで観戦することのある、ハンマー投げ、砲丸投げ、ウエイトリフティングなどの筋肉の量と大きさがポイントとなる競技の栄養についてお話していきます。

さて、
ハンマー投げ、砲丸投げ、ウエイトリフティングの選手を見て、まず思うことはありませんか?

選手はみな、大きく、筋骨隆々ですね。

この競技は全身の筋肉を大きく、そして強くすることが最大の武器なのです。
ひたすら、筋肉を太く大きくすることが勝負の決め手になるのです。

筋肉を使う大きさは、筋肉の大きさに比例するので、筋肉が大きく太くなれば発揮できるパワーはそれに伴い大きくなります。
そのため、試合で全ての力を発揮するためには、トレーニングでいかに筋肉量と筋力をアップさせるかということに尽きるというわけです。

それでは、筋肉はどうすれば大きく強くなると思いますか?

もちろん、トレーニングをすることは大前提ですが、
他の要素として、もっとも大切なのは食事です。この競技は筋肉にポイントを絞れるので、とてもシンプルに考えることができます。

 

★ポイント★

①良質なたんぱく質の摂取

とにかく大切ななのは、たんぱく質です。
筋肉はたんぱく質で出来ているので、どれだけ良質なたんぱく質を摂取できるかがポイントになるのです。普通の生活をしている一般の人が摂取するたんぱく質量は体重1kgあたり1gくらいでいいと言われていますが、スポーツ選手は1.5g~2.0g必要だと言われています。その中でも、この競技の選手には必ず2.0gのたんぱく質が必要です。例えば、100kgの体重の選手なら200gのたんぱく質が必要となるのです。

たんぱく質の摂取はタイミングも大切です。
筋肉はトレーニングなどをして、傷をつけ、修復させることで強く大きくなります。
ですから、トレーニングや試合の後のタイミングでしっかりたんぱく質を補うことが大切です。

②余分な脂肪は避ける

 階級性のウエイトリフティングなどは、体重制限があります。そのため、常に減量を考えておかなければなりません。ですから脂肪の摂取には気をつけなければなりません。

低脂肪のものや、脂肪分の少ない部位をチョイスすることが大切です。

③カルシウムも大切

筋肉を支える骨も強化しなければなりません。また、たんぱく質の摂取量が増えるとカルシウムの尿からの排出が増加すると言われています。それは、体内のカルシウム量が減っているということですから、それを補うことは大切です。

④ビタミンCの補給

 筋肉をアップさせるが第一ですが、アキレス腱や靭帯、間接まわりに怪我の予防をするために、コラーゲン(たんぱく質の一種)を摂取しなければなりません。そこで大切なのがビタミンCです。コラーゲンを有効に摂取させてくれるのです。

 

さて、今回はこれらの栄養素のポイントを心得えたお料理を紹介したいと思います。

 

【ボイル野菜の納豆まぐろソース】

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 (材料;2人分)

納豆1パック(ダシ、カラシ含む)

刺身用マグロ赤身 50g

しょうゆ 適量

ネギ 適量

じゃがいも 2個

菜の花 50g

【作り方】

①       じゃがいもは皮をむいて、食べやすい大きさにし、ゆがく。菜の花は適当な大きさに切り、熱湯でゆがく。

②       マグロ赤身を1cmの角切りにしする。

③       ネギは小口切り。

④       納豆、だし、カラシを一緒によく混ぜて、②を加える。味を見て、足らなければ、しょうゆを加えて味を整える。

⑤       うつわに①をきれいに盛り付け、④をかけて、③を散らす。

 

マグロの赤身は良質なたんぱく質です。
納豆はたんぱく質も豊富に含まれていますが、よいカルシウム源でもあります。

じゃがいもや菜の花はビタミンC。特にビタミンCは熱に弱いと言われていますが、その中でもじゃがいもは比較的熱に強いと言われているので、よい供給源になります。

冬は熱々に湯がいたものに食べるとホクホクして美味しいですが、これから暖かくなってくる季節には冷たくひやして食べてみるのもいいですよ。

ぜひ作ってみてくださいね。

 

 次回はシーズンが始まった、野球、アメリカンフットボールなど技術、パワー、スピードを必要とするスポーツの栄養や食事についてお話しますね。

次回もお楽しみに。

【第1回】スポーツ栄養とは

今回から『スポーツ栄養』について、みなさんにお話しさせていただきます

新生暁子(シンジョウ トキコ)です。

まだまだ特別なものだと思われがちな『スポーツ栄養』ですが、みなさんに分かりやすく、また普段の生活に少しでもお役に立てる情報をお届けしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

第一回は『スポーツ栄養』とはどんなことなのかということについてお話したいと思っています。 

みなさんは『スポーツ栄養』という言葉をどこかで耳にしたことはありますか?

『スポーツ栄養』と聞くと、やはりスポーツをしている人、アスリートだけのためのものだと思う方が多いと思います。

先日まで盛り上がっていたオリンピックに出場するような選手の多くは、専属の栄養士がついていたり、栄養士はつかなくても、栄養のこと、食事のことを学んでいると思います。そのくらい、スポーツと栄養や食事は大きく関係しているのです。

トップアスリートにとっての『スポーツ栄養』とは?

勝負の世界に身を置けば、誰もが勝ちたい一心で日々トレーニングをします。
そのトレーニングの成果は食事によっても大きく左右されます。
食事はトップアスリートにとってトレーニングと同じように重要であり、同時にちょっとしたご褒美でもあるのです。

アスリートにとって、食事は以下のような目的を持っています。

①       身体を作るため

②       身体を動かすため

③       使ったエネルギーを補うため

④       疲労回復のため

⑤       ケガ予防のため

⑥       体重の増減のため

など。

これらはアスリートにとって大切な要素です。単に空腹を満たすためだけではなく、食事が様々な役割を果たしているという訳です。

『スポーツ栄養』はトップアスリートだけのもの?

最近、ランニングをしている方をよく見かけます。
またスポーツジムをのぞくと熱心に筋トレ、ストレッチ、水泳などをしている方もいらっしゃいます。

このように、トップアスリートだけではなく、私たちにとってもスポーツや身体を動かすことは生活の一部になっているのです。トップアスリートではない私たちも普段の生活を何の支障もなく送るために、食事や栄養のことを考えるべきなのです。

それが、運動による疲れを残さないことであり、ダイエットにも繋がるのです。

全ての競技に必要な栄養は同じ?

人間にとって、必要のない栄養はないと言ってもいいでしょう。
たとえば、ダイエットをしていると脂質を摂取するのを極端に避けがちですが、人間の身体には外部から取り入れる脂質も必要です。ですから、競技が違うからと言って、必要のない栄養素はないのです。

しかし、競技特性による違いがあるのは確かです。
例えば同じ陸上競技でも、ハンマー投げの選手と長距離走の選手とでは、特に必要な栄養素は少し違ってきます。
またアメリカンフットボールやラグビーのように、ポジションによって役割や体格が違うスポーツにおいては、その選手のポジションによって必要な栄養素は違ってくるのです。

また、種目やポジションの違いは、必要な栄養素の違いだけなく、必要なエネルギー量の違いにもつながってきます。
それは競技特性によって使われるエネルギー量が違うから。また競技によっては大きな身体の方がいい場合と、細い身体の方がいい場合があるので、その身体を維持するために必要なエネルギー量も必然的に違ってくるのです。

『スポーツ栄養』と言うと、アスリート用の特別な食事や栄養で、どのアスリートも同じような時間に同じようなものを食べていると思われがちですが、そうではなく、アスリートは自分の競技のことを十分に理解して、その競技特性に合った食事をしているのです。それはトップアスリートになるための重要なポイントでもあり、またトップアスリートが勝つためには当然のことなのです。

競技特性って?

新生さん◇図

この図の様に、競技種目によって必要な力は違ってきます。
「持久力」が必要な種目は有酸素運動系。
大きなパワーは必要がないかわりに運動している時間が長く、逆に「筋力」が必要な種目は無酸素運動系。短時間に爆発的なパワーを出すことを求められます。

競技特性別、どんな栄養がいい?どんな食事がいい?

これから1年間に渡って、特性別に特に重要な栄養素と、その栄養素を上手に摂って頂ける簡単レシピをご紹介したいと思っています。

ご自身の為、ご家族の為に、参考にして頂けると嬉しいです。

それでは、第二回をお楽しみに。